第11回Vリーグ
VS 日立佐和リヴァーレ in 岡山
この岡山大会に行く予定ではなかったのだが、日立佐和のリベロ菊池さんを見れる!という押しがあって10日程前に行く事を決意した。
かる〜い気持ちで行く事を決意したのだが、大会の数日前にセリンジャー監督夫人が亡くなるという悲しい出来事が起きてしまった。
ゆえにパイオニアにとっては消化試合ではなく、 大切な試合となった。
入場すると日立佐和がアップをしていた。
キョロキョロ菊池さんを探す。
それらしき人物はいるのだが、なんかちがう。
でも声に耳を澄ますとあの声だ。
間違い無い、菊池さんだ。
クリスマス大会で見かけた時とは別
人のように容姿がオンナの子していた。
そして素敵な怒声が練習前のアップの時から影を潜めていた。 菊池さんに何が起こったのか?
と不信げに眺めていたら、彼女はベンチ入りさえしておらず着席してスコアをつけていた。
う〜む...。
さて、本題。
やや緊張の面持ちでパイオニアの出番を待っていたが、パイオニアは和やかなムードをたたえていた。
だが、いつもとは違う。
和やかではあるが、引き締まった表情の選手達 。
そこには厳粛な空気も感じ取れた。
ベンチ裏は視界が悪いと経験上判ってはいたが、今回は選手の近くで観戦したいと思いベンチ裏に座った。
レオさんはコートに向かう前のハイタッチを夫人の遺影にもされていた。
まるでご本人がそこにいらっさるようににこやかにハイタッチしていた。
その健気(?)な姿に心をかき乱されて、むさ苦しく涙が落ちた。
レオさんに続いて、みなさんもポンポンとタッチされていた。
みんな、頑張れ〜!
第1セット
この会場、かなり冷える。
タイムアウト中も体温の維持に余念のないパイオニア。
寒いから動きが悪くなって、いつものスロースターターなのかなぁ、と機具していたら、そんな心配ナッシングだった。
パイオニアはめちゃめちゃ気を入れてプレイしていた。
結果25-9!
秒殺やっ!
正直、試合中は秒殺ってイメージはあまりなかった。
が、点数をみたら25-9だったので、びつくり。
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↑
はらたいらより低い倍率を出す佐々木みきさん(謎)
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第2セット
目の前に日立佐和が移動。
でも菊池さんはベンチ入りしてないので、怒声がきけない...。
残念!!
このセット、アチャさん抗議事変が起りましたが、オイラその劇的瞬間を見逃したので琴さんのレポをどうぞ。
++ 琴殿's eye ++ |
あちゃこさんの抗議事変には、体に電流が流れました。
あちゃさんがライトから完全にワンタッチを狙って、ライン外に落としたボールの判定がなんとアウト。
パイのベンチも騒然。
濱田コーチも立ち上がったまま暫く座りませんでした。
あちゃさんは副審をずっとにらんでました。
そして、ゆきさんの次のトスは勿論あちゃさんに。
あちゃさんはそれをストレート打ちしましたが、その間も顔は副審に向いていました。
ボールは日立佐和コートに突き刺さりましたが、あちゃさんはスパイクした瞬間に、ボールの行方もみずに、
副審に、先ほどの判定の抗議をしにいきました。
そのあと、審判から注意があったのですが、 あちゃさんは、はいはい、わかってやったんだよ〜という感じの表情でした。
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球の行方もみずに副審に詰め寄る多治見麻子さん。
想像してみた...。
アカン、痺れた。
私も今度そのプレイ真似させていただきます。(ちなみにプレイの予定はナイ)
アチャさんに続き、トモさんも決まる。
ただ決めたのでなく、速い!速い!速いよ、トモさん!!
24点目はアチャさんのバックトスをトモさんがズバコーーーンと決めた。
アチャトモさーーーーーん!!
セットポイントはレオさんがっーーーっ、 25-21 !
第3セット
パイオニアの良い所ばかりが目立つような試合展開の中、日立佐和も粘ってきたが、
こちらの勢いを止めることはできず、 25-17で決着がついた。
みんな、良かった!
無事に勝てて安心したよ。
ここで和代さんのレポをどんぞ〜。
++ 和代殿's eye ++ |
試合の流れは完全にパイオニアの味方でアタック、フェイント、ブロック何をしても面
白いように決まって、
第一セットなんてあっという間に勝負がついてしまいました。
2セット目以降も流れはパイオニアのままだったんですが、
選手達は緊張感を持ち続け気迫あふれるプレーを見せてくれて、試合終了後もいい試合を見たな〜という充実感がありました。
特に主審から警告を出される程、(ジャッジに納得いかず)副審に抗議をした麻子さんには、
自分がレオファンという事を一瞬忘れさせられるくらいかっこよくて痺れました。
ベンチには監督婦人の遺影が置かれ、選手はじめチームの人たちは皆、胸に喪に服す意を表す黒いリボンをつけていました。
愛しげに遺影を抱くレオさんの姿はマスターや同行のお仲間達の涙を誘っておりました。
V2連覇が何よりの供養ですね・・がんばれパイオニア!!!
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ヒーローインタビューはレオさん。
「1週あいた試合ですけど、いい形で勝つ事ができて良かったです。
1セット目は出だしがよくて2セット目とかでつまづいたんですけど、
点数とかの問題ぢゃなくて勝つ事が大事だと思うので、良かったです。
明日は4強入りを目指しているデンソーに対して良い形で勝つ事が大事だと思います。」
とおっしゃっていました。(概要)
そうか、やっぱりパイオニアは操作する気なんてないのね。
勝ち続ける事が大事なのね!
それでこそパイ鬼アだ!
レオさんはアヤ夫人の遺影を持って、応援団の前に挨拶にいかれておりました。
オイラは反対側だったから表情は判らなかったが、恐らく笑顔だった事でしょう。
今回、レオさんに宛てた手紙は「レオさん、貴女ならできる!ゴー、ゴゴー!」ってな感じのめちゃシンプルな内容をしたためた。
試合後、出待ちをするが警備員に制されパイオニアのバスには近付けなかった。
手渡しの夢は完全に断たれた。
ま、よくあることよ。
列の前方にいたオイラの友人がスタッフの方に手紙を預ける事を計画。
なのでオイラもそれに便乗しようと、友人に手紙を渡そうと試みる。
が、 オイラは列の後方にいて、人混みで動けない。
そこで前列の友人に向かって必死に投げた。
ふぅ、オイラのできる事はもうこれ以上はない。
今日のお仕事終了♪と、人の山から去った。
夜、ホテルで荷物整理をしているとカバンの中から「佐々木みき様」と書かれた封筒がでてきた。
ん?誰の?と思いたかったが、どうみても自分自身の文字。
もうっ、私ったら今日渡した手紙は無記名の封筒に入れちゃったのね、お茶目さ〜ん、テヘッとセルフつっこみ。
が、この封筒にひっそり厚みを感じた。
もしや....と思い恐る恐る中を覗くとレオさん宛のラブレターが入っていた。
お茶目さんっ、テヘッぢゃねーだろ!
必死に投げた手紙は封筒だけだった..... アホや!いや、バカだ!!
せっかくキャッチしてくれた友よ、すまなかった...。
そしてレオさん、渡された封筒なにも入ってなくてすみません。封筒をあぶり出してもなにも出てきはしません...。
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